発達障害がコミュニケーション方法を変えたことで治った人がいる?
近年、発達障害と診断される人は増えてきています。
「うちの子供、発達障害かも…」
「自分のパートナーは、もしかして発達障害?」
などの疑いを持っている人も、結構いると思います。
テレビ番組などでも、子供だけでなく、
最近は大人になってから発達障害と診断される人も増えた
と、特集が組まれるくらいです。
その発達障害が、
コミュニケーション次第で治ったということを知りました。
どういうことなのか調べてみると、
発達障害と診断を受けた場合がどんなものだったのか、
その実態が見えてきたんです。
今回は、発達障害とコミュニケーションについて、詳しくお伝えしていきます。
発達障害の人とのコミュニケーションは実は難しくなかった
私自身は、周りに発達障害というと、
「コミュニケーションが難しそうな相手」
という認識がありました。
多分、そういう人は多いと思います。
が、それは大きな誤解でした。
発達障害と一口に言っても、
人それぞれで全然違います。
やんちゃな子。
おとなしい子。
人の話を聞かない子。
一つの事にものすごく集中する子。
色々ですよね。
ここで、ちょっと考えてみてください。
一般的に大人は、子供に合わせて、
それぞれ対応の仕方を選びますよね?
騒がしい子には、大きな声で話しかける。
繊細な子には、言葉を選んで話す。
コミュニケーションの仕方は、千差万別です。
発達障害の場合も、一緒なんです。
その子に合わせたコミュニケーション方法を取れば、
きちんと伝わるんです。
人はつい、自分が分かっている言葉や方法で、
伝えようとします。
でも、発達障害の相手には、
その言葉や方法が伝わりにくい場合が多いんですね。
だから、コミュニケーションが難しい、
と感じてしまうわけです。
どうすれば伝わるのか。
それは、相手とじっくり向き合うことが
大事なんだと思います。
もちろん、子育ては大変ですし、
余裕がない時が多いのは分かります。
私も子育て中ですので。
「そんな事を言ってる場合じゃない!」
と思う時もあるでしょう。
だけど、焦っている時って、自分しか見えていないですよね?
相手が見えていないですよね?
コミュニケーションって、一方的だと伝わりません。
相手を見て、相手を思って出した言葉だと、よく伝わるんです。
私の祖母は大変厳しいうえに気分屋だったので、
私は子供の頃からしょっちゅう怒られていました。
でも、祖母の気分次第でころころ内容が変わっていたので、
言っていることが全然響かなかったし、
すぐに忘れてしまっていました。
それはきっと、
祖母の言葉が一方通行だったからだと思うんです。
発達障害の相手でも、
相手に分かる方法でコミュニケーションを取れば、ちゃんと伝わります。
決して、難しいことではないんです。
それが、「発達障害が治った」ということに繋がるわけなんですね。
ちゃんとコミュニケーションを取れるようになれば、
もうそこには、少なくとも
コミュニケーションができないという「障害」がないんですから。
そもそも発達障害と診断されたのは正しいのか?
発達障害は、どのようにして診断されるのでしょうか。
まずは、多くのチェックリストから
診断される場合が多いですよね。
その後、専門医の診察を受けたりもしますが、
数が少ないので時間も掛かるし、
厳密な診断とも言えない場合があるんです。
発達障害のチェックリスト見てみると、
・切り替えが難しい
・気が散りやすい
・忘れっぽい
・一方的に喋る
・落ち着きがない
・他の人を遮ったり、邪魔をする
などなど、
多項目にわたっているので、一部だけを抜粋してみました。
私はこれを見て、
「あれ?私の周りにも、こういう人って結構いるよね」
と思ったんです。
その特徴の出方は様々ではありますが、
個性の一つとして、周りの人にも当てはまる場合が多くないですか?
その出方が顕著な場合、
「この子は発達障害かも?」
と疑われることもあるでしょう。
実は、発達障害と診断するうえでの定義が曖昧なんです。
医療機関によっても、違ったりするんですよ。
診断基準もはっきりしていない。治療法も統一されていない。
こんな状況なんです。
こうなってくると、発達障害とされたその診断結果自体も、
怪しい場合が出てくると思うんです。
単なる強い個性だったのが、発達障害と診断を受けてしまう。
そんな可能性だってないとは言えません。
実際、発達障害のグレーゾーンというのも、
多く存在しているくらいですからね。
発達障害に関しては、今のところ、
診断がはっきりできないのが現状と言えるでしょう。
日本は発達障害と診断される人が突出して多い
日本は、発達障害と診断される数がびっくりするくらいに多いんです!
何と、大人の10人に1人が発達障害と言われているくらいなんです。
これって、かなりすごい確率ですよね?
職場に10人いたら、
1人は発達障害の可能性があるってことです。
ここまで来ると、
「それって本当に”障害”なの?」
と私は思ってしまいます。
一部の専門家は、
「発達障害というけれど、実際は発達しないというのではない。
発達の速度は人それぞれで違うということ」
だと提唱しています。
「発達障害」という言葉だけが、
独り歩きしている状態なんでしょうね。
言葉って怖いです。
それまでは、
「この人は何となく人とは違う」
という曖昧な印象だったのが、
発達障害という言葉が市民権を得たことで、
「ああ、発達障害だから、人と違ってるんだ」
と納得したような気になってしまうんです。
分からない事って、
何だか不安に感じてしまいますよね?
発達障害とは違いますが、
私の旦那は、すぐに自分の症状に名前を付けたがる傾向があります。
ムカムカしたら、逆流性食道炎かも。
風邪っぽい症状が出たら、インフルエンザかも。
気分が落ち込んだら、鬱かも。
もちろん、全て完全に素人判断ですし、
翌日には忘れているようなレベルです。
とにかく、何か名前を付けて、
自分の状態をそこに持って行くことで、安心したいんでしょうね。
それだけ、「わからない」ということは
不安なんだと思うんです。
だから、ちょっと人と違う強い個性があると理解できないから、
「発達障害」という言葉がこんなにもメジャーになってしまった、
という面はあるのではないでしょうか。
まとめ
発達障害について、ここまで見てきました。
・コミュニケーション方法次第で、発達障害と言われても言葉は伝わる ・発達障害の診断基準や治療法は、統一されていない ・日本は発達障害と診断される人がかなり多い |
言葉の使い方って、本当に大切なんです。
私も小さい頃にしょっちゅう、
「どうしてみんなと一緒に、外で遊ばないの!」
と先生や親に怒られてきました。
どうしてみんなと一緒に遊ばないといけないのか、
私には理解できなかったんですね。
違う言い方で言ってもらえたら、
家の中でばかりいると体が鍛えられないからだ、
と分かったのかもしれません。
相手に分かる言い方を見つけられたら、
もっとコミュニケーションも楽しくなりますよ。
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