20代男子が滑川温泉に1週間湯治!台風で壊れた露天風呂の復旧作業に大感動
どうもこんにちは
たかふみです!
社会人になって1年目の夏休みに滑川温泉に湯治に行ってきました。
昔からなんとなく湯治に興味があったんですよね〜
温泉には凄く興味があって、
中学3年生の時に「自由課題研究」という課題が出されたんですけど、
その時も温泉を調べていました。
その時は温泉の成分重視だったんですよね。
理科好きだったので。
マグネシウムイオンが何mg入っていて…
とかの成分表とか
塩化物泉とか
単純硫黄冷鉱泉とか
温泉の種類について調べていました。
後は秋田県の玉川温泉とか調べてました。
あそこは僕のおばあちゃんが毎年通っていたんですよね。
あそこはめちゃくちゃ強酸性の温泉でpH1.2とか。
塩酸とかそのレベルです。
そんなヤバいものに浸かっても大丈夫な人間の体って凄いし、
それでガンが治っちゃったりするんだから凄いよなぁ
と思ってました。
何より、自然のパワーって凄いよなぁと思ってました。
で、本題に戻ると
そんなわけで昔から温泉に興味深々だったわけです。
大学4年の時に鉄道の旅も好きになって
鉄道で温泉に行きまくりました。
寝台列車とかに乗って北へ、西へ、
そして旅先で
色んなところに行って温泉に入るんです。
もっと面白い温泉に入りたい!
もっと上質な温泉に入りたい!
そう思って調べていくと驚愕の事実を知ったんです。
全国に本物の温泉はたったの1%
は?
マジで?
今まで喜んでありがたがって入っていた温泉はなんだったんだろうか…
そう思いました。
そして、これは本物温泉だ!と知った中の一つが今回紹介する「滑川温泉」なんですよね。
山形県にある滑川温泉「福島屋」
福島屋だけど福島県の隣なんですよ笑
山形県。
ここは乳白色の濁り湯で川のせせらぎを聞きながらゆったり入る事が出来る温泉なんです。
貧乏人にも優しい湯治プランがあって素泊り3000円以下で泊まれちゃうんですよね。
ぼくは貧乏人なので湯治プランを使いました笑。
1週間のプチ湯治に行く前にも1度か2度行っていて、
どんな感じか分かっていたので安心していけたんですよね。
温泉にたどり着くのがまず大変。
福島駅から米沢駅まで行く普通列車に乗るんですけど
12時台の次が16時台、それを逃すと19時台で、その時間になると送迎サービスは無くなってしまいます。
列車があまりにも少ないから12時台の列車でも
割増料金取られないので、この時間がおすすめです!
宿に着いたらちょっと休憩。
駅で買った「峠の力餅」でも食べてみる。
ごめんなさい…
ぼくの口には合いませんでした…
しばらくしたらお風呂に入る。
混浴大浴場と女性用内風呂、
露天に檜風呂と岩風呂があります。
まずは混浴大浴場。
乳白色のお湯をかけ湯する。
ザバァー
ザバァー
ザバァー
仕上げに髪の毛にもザバァー
これで体は綺麗です。
この温泉、シャワーは無いし、石鹸もないんです。
天然のお湯で洗えばそれで綺麗になるよ!
って事です。
入ると、丁度いい温度。
ダバダバと新しいお湯がどんどんかけ流されている。
長く入っていても指がシワシワにならないんですよ。
家のお風呂で長く入ると指が「おばあちゃん」になるんですけど、ここではそれがない。
塩素消毒していない証拠なんです。
本当に最高でしたねー
日曜日から1週間温泉三昧なので。
人も殆どいないわけです。
因みに混浴風呂、この時は女性は1人もいませんでしたー笑
温泉のパワーも強いのでお風呂に入ったらグッタリします。
部屋に戻ったらしっかりと水分補給をして1時間か2時間くらい寝ちゃいます。
料理はどうするか?
宿で1合白米を買えるので、それを160円くらいで購入。
後はインスタント味噌汁と缶詰とか。
添加物盛りだくさんで良くないですね。
当時はあまり気にしていませんでした…
ちゃんと自炊する道具も揃ってますよ。
鍋、フライパン、包丁、まな板、10円で動くガスコンロ
タイムスリップしたかのような宿で落ち着くんですよね〜
湯治棟の部屋には鍵がかからないし、廊下ぎ少し軋むんです。
明治とか昔からずっと続いているみたいです。
宿そのものが文化遺産って感じです。
いやぁ、めっちゃ趣ありました。
朝食は1000円くらいで食べられるので食べてみました。
自然の食材がたくさん使われていて、質素な和食で美味しかったです。
やっぱり温泉に来たからには宿のお食事も食べないとね!
2日目、3日目になると流石に1人だと寂しくなってくるんですよ。
本当に温泉しかないです。
隣に川が流れているのでそれを見ているとかしかする事がないんです笑
でも、この宿結構開放的なので他のお客さんと雑談したりして過ごしていました。
大自然に来てスマホとか触ってても仕方がないですからね。
というより、ソフトバンクは圏外なんです。
電波からも解放されて最高です。
どうしても電波が欲しくなったら宿の駐車場に行けばちょっとだけ入ってきます笑
なので1日1回くらいチェックしに行きます。
あとは
他の部屋の人と一緒にお風呂に入ったり、
夕飯にお邪魔させてもらったり、
お菓子をもらったり、
果物をもらったり、
おじさんおばさん達と一緒に鍋を囲んだ夜もありました。
ヤバい…貰いっぱなしだ!
20代の若い男子が温泉に湯治ってやっぱり気になっちゃうんでしょうね。
体も心も温まる温泉でした。
で、その湯治生活がずっと順調だったかというとそういうわけではないんです。
1日目に、台風が来て露天風呂が潰れてしまったんですよね。
到着した日の夜、川がゴウゴウと音を立てて宿が揺れるくらいでした。
めっちゃ怖かったです。
おいおい、この宿大丈夫なのかよ
って。
案の定、道路通行止めになってしまいました。それでも復旧は結構早かったです。
で、問題なのは温泉。
露天風呂や源泉がやられてしまったんです。
それから2日がかりで温泉の復旧作業が始まりました。
温泉に入れなかったのは痛かったけど貴重なものが見られましたね〜
温泉ファンとしては嬉しい限りです。
内風呂は大丈夫だったので内風呂に入っていました。
で、源泉なんですけど、宿の人がスコップで掘り起こすんです。
一生懸命に掘っていくと水が暖かくなってきました。
これが源泉か!
ぼくも手伝いたかったんですけど、
「気持ちだけで十分だよ〜」
って言われました。
見ているだけでしたがめちゃくちゃ感動しました。
宿のちょっと裏側で源泉が出てるんです!
多くの温泉は源泉はトップシークレットですし、
酷いところでは源泉を買って浴槽に注いでいるところもあるんです。
それが、本当に上質の生の温泉が掘ったらそこから出てくる出てくる!
これは、すごい体験をしました。
川の泥が入った露天風呂も綺麗に掃除されて、
スコップで掘り起こしたところの源泉がチューブを通って流し込まれ温泉が復旧しました。
温泉宿の本気を見た瞬間でした。
人力で本当に良い温泉をそのまんま流し込む。
この温泉では実際にアトピーが治ったという人もいるし、
温泉好きからの根強いファンがいっぱい居るんです。
ぼくも完全に滑川温泉のファンになってしまいました。
毎年1回2泊必ずしています。
5日もいると宿の人に覚えられるんですよね。
若い男子ですし笑。
なんだか暖かい気持ちになって宿を後にしました。
本物の温泉には
本物の物語があるし、
心も体も温まる。
他の湯治客との会話も良いものでした。
忙しい日々を過ごすからこそ、
ゆったり過ごす時間って重要だなって思いました。
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