輸入ライムの防カビ剤、落とし方はこれでOK!安全に食べるには?
ギムレットやモスコミュール、テキーラなど、
お酒の場には欠かせないフルーツ、ライム。
爽やかな酸味と香りが、
魅力的ですよね。
また、夏場には輪切りにしたライムを水に入れておくと、
美味しいライムウォーターの出来上がり。
レモンの代わりに調味料や料理のアクセントとして添えるなど、
様々な使い道があります。
でもこのライムって、
市販されているものの多くが輸入品ですよね。
そうなると、気になってくるのが防カビ剤の落とし方です。
水洗いだけじゃだめなの?
そこで、防カビ剤の落とし方について、その怖ーい正体と共にお伝えします!
防カビ剤はしっかり落とす必要がある!
輸入されたライムやレモンなどの柑橘類には、
防カビ剤だけでなく、防腐剤やワックスもしっかりと使われています。
なので、これらをきっちりと落とさなければいけません!
ところが、防カビ剤は水に溶けないので、
単なる水洗いだけでは不十分なんです。
方法としては、
・タワシでこする
・塩を揉みこんでこすってから、熱湯をくぐらせる
・水1~2リットルに大さじ1の重曹を溶かして、そこに浸け込んだ後に水で流す
・食品用洗剤で洗う
などの方法があります。
どれも面倒だなあと思うでしょうが、
しっかりと落とさないといけないので、ここでの手抜きはNGです!
私も、輸入物のグレープフルーツや
バレンシアオレンジを買ったときには、
親の仇のようにゴシゴシと塩で洗っていますよ!
そして、皮は絶対に口に入らないように、
速攻で捨てています。
海外から来た果物って、
皮の色がとても鮮やかでおいしそうに見えますけど、
実はその皮には色んな薬品が、たっぷりとかかっているんですね~。
そんなものを、
家族の口に入れるわけにはいきませんから!
完全に落とすためには、
「ベジセーフ」という食品専用の洗浄商品があります。
これは、スーパーアルカリ水というもので出来ていて、
安全性の高い野菜専用の洗浄水です。
防カビ剤は、皮にしみ込んでいることが多いので、
本当は茹でて溶けださせるのがベストです。
ただ、ライムは煮沸すると、
日持ちせずに皮の色が変わってしまいます。
なので私としては、上の方法でしっかり洗った後、
皮は食用に使わないことをオススメします。
ライムって、あの鮮やかな緑の皮が
魅力の一つですよね?
見栄えのするあの皮を剥いてしまうと、
ただのミカンと変わりません。
もったいない、と思ってしまいがちですが、
見た目にこだわってしまうと、
防カビ剤や防腐剤などを食べてしまうことになってしまうんですよ~。
どうしてもあの緑を使いたいなら、
・国産のライムを手に入れる(和歌山産のものなどがあります)
・それほどこだわりがないなら、思い切って、カボスやスダチで代用してみる
などの方法がありますよ。
でもやっぱり、ライムのあの爽やかさが欲しい!
という場合は、輸入物ならしっかり皮を剥いて使いましょう。
ライムやレモンの防カビ剤の注意点
どうして、ライムなどの柑橘類の輸入品には、
防カビ剤が使われているのでしょう。
それはもちろん、カビを防ぐためです。
海外から運ばれる間、
貨物は非常にカビの生えやすい状況に置かれています。
湿気、温度、どれもカビが大好物の環境です。
しかも、柑橘類ってすごくカビが生えやすいんですよ。
私の実家がミカン農家なので、よくミカンを送ってもらうんですが、
段ボール箱に入れっぱなしで置いておくと、
底の方のミカンはすぐに、緑と白のカビボールに変化してしまいます。
一日でも放置すると被害が出るので、
毎日上下を入れ替えて、換気をしているくらいです。
でも商品の柑橘類だと、量も膨大。
いちいち、そんなことはしていられませんよね。
でも、カビが生えてしまったら、商品にはなりません。
だから、薬剤でそれを抑えるわけです。
カビが大好きな環境で発生しないようにするってことは、
相当強い薬剤なんだろうなと思ってしまいます。
そして、それがしみ込んでいるライムの皮…。
あの緑色が、薬の色に見えてきませんか?
防カビ剤を口に入れないためには、
やはり皮を取り除くのがベストです。
もし皮をつけたままで、紅茶や水などに浮かべる場合は、
入れっぱなしは絶対にダメですよ!
香りが出たら、
すぐに取り除いてくださいね。
個人的には輸入物なら、
皮を使うことはお勧めできませんが…。
実は怖~い防カビ剤の正体!
輸入ものの柑橘類に使われている主な防カビ剤は、
・イマザリル
・オルトフェニルフェノール(OPP)
・オルトフェニルフェノールナトリウム(OPPーNa)
・チアベンダゾール(TBZ)
・フルジオキソニル
・アゾキシストロビン
・ピリメタニル
などです。
どれも、舌を噛みそうな名前ですね~。
これらは、海外では
農薬として散布され、日本に運ばれています。
ところがこれらのうち、
イマザリル、OPP、OPPーNa、TBZは、
日本では農薬としての使用は禁止されているんです!
農薬として使えないものを使用した商品が、
輸入されているってことですよ!
またそれぞれの危険性としては、
・イマザリル
→ 胎児への影響の危険があるので、妊婦は控えた方が良い。
肝臓がんや甲状腺腫瘍の危険性がある。
・OPP、OPPーNa
→ TBZと併用されることが多いが、
その際の安全性についての検証はまだされていない。
・TBZ
→ 遺伝毒性の試験結果で陽性が出ている。
動物実験では、胎児の低体重、内臓異常、骨格異常が出ている。
・フルジオキソニル
→ 動物実験で、腎臓、肝臓、血液に異常が出ている。
染色体異常試験でも陽性。
・アゾキシストロビン
→ 動物実験で呼吸数や心拍数の増加など、様々な異常が出ている
・ピリメタニル
→ 肝臓細胞の肥大、甲状腺の異常などの危険性があるとされる
などが挙げられているんです。
こんなにも危険なものが、
あの皮にしっかりと付着しているなんて!
スーパーの売り場で触った後は、しっかりと手を洗わなきゃ!
と思ってしまいます。
防カビ剤は、しっかりと落としておかないと、
どんどん私たちの体に入ってきてしまいますよ!
まとめ
カクテルや料理にと、色んなバリエーションで食卓を鮮やかに彩ってくれるライム。
だけど、輸入物には防カビ剤がかかっています。
・防カビ剤は水洗いだけでは落とし切れない ・柑橘類はカビが生えやすいので、輸入品にはしっかりと防カビ剤が塗布されている ・防カビ剤の危険性は、たくさんあった! |
実は怖い、防カビ剤。
できれば、ライムは
国産で防カビ剤が使われていない物を選びたいですね。
もし、輸入品を使うなら、何度でも言います。
しっかりと洗ってから使いましょう!
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