大根おろしは体に悪いわけではない!知っておきたいそのすごいパワー!
メインではないけど、おかずの添え物として、
大根おろしはいろんな場面で活躍しますね!
焼き魚や焼き肉、
鍋も最近では、みぞれ鍋なんていうのもあります。
だけど、ちょっと食べ過ぎたりすると、
胃痛がすることがありますよね。
私も、鍋の時に入れすぎたりすると、
後で胸やけがするようで、気持ち悪くなったりします。
「実は、大根おろしって体に悪いんじゃないの?」
なんて思ってしまいそうになりますね。
でも、大根おろしには、
ぜひ摂って欲しい栄養がたくさんあるんです!
胃痛を予防する方法や、そのパワーについて、ご紹介します。
大根おろしを食べ過ぎると胃痛がする原因はこれだった
大根おろしには、
・ジアスターゼ
・イソチオシアネート
という二つの消化酵素が含まれています。
これは、胃酸の分泌を促し、
胃腸を活発に動かす作用があります。
消化を助ける働きがあるんですね。
ところが、大根おろしを食べ過ぎると、
胃酸が必要以上に分泌されてしまうんです。
それで、胃痛を起こしてしまうわけなんですよ。
また、胃腸の動きが活発になりすぎると、
下痢や吐き気が出てしまうことも。
どれくらい食べれば食べ過ぎになるのかは、
個人差があるので一概に言えません。
でも、「これって、食べ過ぎかなあ」と感じる量なら、
控えめにしておいた方が良いしょう。
大根おろしの食べ過ぎによる胃痛の原因は、
大根の持つ辛み成分です。
それなら、この辛みの少ない大根おろしなら、
胃痛は起こりにくいってことですよね。
大根って、同じ一本の中でも、
部位によって辛さが違うって、知ってましたか?
辛みが強い順に、
根っこに近い方
↓
真ん中
↓
葉に近い方(わが家では首と呼んでいます)
となります。
私の子供が、辛みが苦手なので、
わが家では大根を買う時はもっぱら、葉に近い部分ばかり選びます。
一本で買うと、根っこの方も付いてきてしまうので、
一本の分量が必要な時は、
葉に近い方のカット大根を二つ買ったりします。
もし、大根おろしをたくさん食べたいけど、
胃痛は避けたいなら、葉に近い方を下ろして使いましょう。
玉ねぎなんかもそうですが、
大根もおろしてから時間を置くと、その辛み成分を飛ばすことが出来ます。
私の実家は大家族だったので、
鍋をする時には大量の大根おろしが必要でした。
おろしてもおろしても、まだ足りない。
結果的に、おろすのに時間が掛かってしまって、
食べる頃には辛みが減っていた、ということが多かったです。
また、大根の辛み成分は、熱に弱いという性質があります。
なので、少し加熱すると、辛みが抑えられますよ。
みぞれ鍋などは、
まさにピッタリですよね。
ただ、この大根の辛み成分は、
先ほど述べたイソチオシアネートなんです。
あまり飛ばしてしまうと、
せっかくの大根おろしの効能が減ってしまうことになります。
なので、苦手な場合や胃痛を起こしやすい場合は別ですが、
できるだけ残しておくようにしたいですね。
大根おろしには体にいい酵素がたくさん!胃もたれもスッキリ
大根には、たくさんの栄養があります。
ただ、大根って根菜なので、
加熱調理には時間が掛かりますよね。
私がおでんを作るときには、
味をしみ込ませるために、二日がかりで煮込んだりしています。
そうすると、大根には体に良い酵素がたくさんあるんですが、
熱に弱いために失われてしまうんです。
おいしいけど、何てもったいない!
その体に良い酵素を、まんべんなく摂取するには、
生で食べることが一番です!
それには、大根おろしがピッタリなんですね~。
大根おろしに含まれる酵素の効能は、
次のようなものです。
・アミラーゼ
デンプンを分解してくれます。
市販の胃腸薬なんかにも使われている栄養分で、
とっても優秀なんですね。
胃腸の働きを整える効果があり、
胃もたれにも効きますよ。
・プロテアーゼ
タンパク質を分解してくれます。
タンパク質が体内に溜まってしまうと、
便秘の原因になってしまうんですが、
これを分解することで、胃腸の働きを助けてくれるんですね。
・リパーゼ
ダイエットを心掛けているなら、
聞いたことがあるかもしれませんね。
脂肪を分解してくれるので、
ダイエット効果が期待できると、最近注目を浴びている酵素です。
体脂肪の大半を占める中性脂肪を分解してくれるので、
かなり嬉しいですよね!
酵素だけではありません。
大根おろしには他にも、
・ビタミンCが豊富
・辛み成分のイソチオシアネートには健康効果が高い
・食物繊維を含む
ビタミンCは、美容に欠かせない栄養ですよね。
風邪の予防にも、効果があります。
イソチオシアネートは、胃腸の働きを助けるだけでなく、
解毒作用や殺菌作用、抗酸化作用など、様々な効果があります。
食物繊維は、
便秘対策に欠かせません!
こんなに優秀な食べ物なので、
ぜひ、今日から食卓に大根おろしを載せましょう!
食べ合わせが悪いものもあるので気をつけよう
体に良いこと尽くめの大根おろしですが、
実は、一緒に食べない方がいい食材があるんです。
「リジン」という成分があるんですが、
これを多く含む食材とは、相性が良くないんですね。
このリジンは、
・免疫力の向上
・内臓の強化
などの効果を持つ必須アミノ酸の一つです。
穀物にはほとんど含まれていないので、
炭水化物メインの食事をしていると、不足しがちになってしまうんです。
リジンが多く含まれているのは、
・しらす
・かつお
・ブリ
・大豆などの豆類
です。
大根おろしには、
リジンの吸収を妨げてしまう成分が含まれているので、
一緒に食べると、せっかくの栄養が
うまく吸収出来なくなってしまうんですね。
お腹を壊す、など悪い症状が出るわけではありませんが、
食べ合わせは良くないと言えます。
焼魚には大根おろしを添えることが多いですが、
かつおやブリに、付け合わせるのは避けた方が良いでしょう。
よく、しらすと大根おろしを一緒に出したりしますが、
これもNGなんですね。
ただ、このリジンの吸収を妨げる成分も、加熱すると消えてしまいますので、
どうしても添えたい場合は、
大根おろしに熱を加えてから出すと良いでしょう。
ただし、大根おろしの酵素は失ってしまいますが…。
まとめ
大根おろしって、食べるとお腹が痛くなったりするけど、体に悪い?それとも良いもの?
実は、とっても良いものでした!
・胃痛を引き起こすのは消化酵素が原因。量を減らせば大丈夫 ・大根おろしには酵素など、体に嬉しい成分がたくさんある ・食べ合わせが良くない物もある |
メインでがっつり食べるものではありませんが、
食卓にちょっと添えると嬉しい刺激になる、大根おろし。
健康への効果も、かなり期待できますね~。
私も今日の夕食に、さっそく出そうと思います!
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